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食養生

食は私達のからだとこころの基本(土台)です。
土台をおろそかにすると、その上にどんなに立派できれいなものを積み上げても崩れ落ちてしまいます。
このような事から、土台をつくる食は健康なからだとこころを維持するためにも大切なのです。
食養生というと、特別な材料を使った料理を思い浮かべられるかもしれません。
柿の木薬局がおすすめするのは、日本の気候・風土・体質に合った食事をすることです。
それは、湿度の高い高温多湿の気候風土の中で生活するわたしたちにふさわしい伝統食・日本食です。
具体的におすすめしたい事が3つあります。

1.「旬の食材」を食べること

食べ物には漢方薬と同じようにからだを温めたり、冷やしたり、巡りを良くしたりする作用があります。
「旬の食材」には生命力がみなぎっていて、栄養価も高く、その季節にからだに必要とされるものが備わっています。
自然のエネルギーを取り込むことで、免疫力を高める事ができます。
また、「旬の食材」は安価であるのもうれしいですね。

2.冷たいものの取りすぎを減らす

冷蔵庫が普及してから数十年しかたっておらず、ひとのからだは冷たい飲食物に耐えるようにはできていないと思います。
冷蔵庫からだしたての飲料水を飲むと、胃腸は消化吸収に使うエネルギーで冷たい飲料水を体温まで温める必要があります。
それだけ胃腸に負担を与え、飲食物の消化吸収に支障が出ることがあります。

3.よく噛んで食べる

現代人は、一口平均10回しか噛んでいないそうです。
一口30回噛んで食べると、唾液の分泌が良くなり、頬の筋肉が発達して視力がよくなり、小食で満腹感が得られます。
唾液の分泌が良くなると、飲食物の消化吸収が良くなり、胃腸に負担を与えずに良質の栄養が全身に行き渡ります。
また、良く噛むことで脳にも刺激を与えることになります。
良く噛むことでからだには様々な好影響があると言われています。
まさに「口は命の入り口、心の出口」なのです。
食べることは心の余裕をつくる大切な時間です。家にいるときだけでもゆっくりと噛んで、心から感謝していただきたいと思います。

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